こんにちは、マイヤーです。
外国で刺されると最悪の場合死に至るといわれる「ヒアリ」が日本へ上陸し、繁殖を食い止めようと調査が進んでいますね。
でも、世の中にはもっと身近で、人体に危険を及ぼす生き物がまだまだいます。
今日は、殺人カタツムリ「アフリカマイマイ」について調べました。
この記事のもくじ
アフリカマイマイ
2017年2月に放送された世界の超S級危険動物という番組で、人を死に至らしめる危険があることから、殺人カタツムリとして紹介されたアフリカマイマイ。
世界最大の大きさだというアフリカマイマイはどんな生態なのでしょう。
アフリカマイマイとは
アフリカマイマイは東アフリカのモザンビークが原産。
日本国内には1932(昭和7)年、食用目的で移入され、沖縄・奄美・小笠原の亜熱帯地域のみに定着しているそうです。
世界各国で、危険動物により死亡した人数が報告されていますが、サメ、ライオン、ゾウ、カバなどの巨大動物を差し置いて、5本の指に入るほど危険値が高いのが、このアフリカマイマイです。
死に至る原因は
といっても、巨大動物ように、パクっと大ケガを追わせるわけではありませんよね。
どうやって人間の死を招くのでしょうか。
それは、淡水カタツムリに寄生している、寄生虫が原因のようです。
このアフリカマイマイは、広東従血線虫というウイルスを媒介する生き物だと言われています。
寄生されたカタツムリを食べることによって感染し、ウイルス性脳炎になり、死に至るようです、
日本にもいるの?
2007年に鹿児島県で発見されています。
日本において、植物防疫法により有害動物指定を受けており、生息地である奄美群島、沖縄県、小笠原諸島の各島からの持ち出し及び日本本土への持ち込みは禁止されているそうです。
また日本に限らず、いまや世界各国で本種の生体の持ち込みは禁止されており、アメリカ合衆国においては国内移動であっても厳しく罰せられるようですね。
2007(平成19)年11月19日までに127匹、指宿市では08年6月18日までに55匹を発見。すべて駆除し、「そろそろ、終息宣言が出せるのでは」と関係者が話す程度に落ち着きを取り戻しつつある。
気を付けること
海外の死亡例は生焼けのアフリカマイマイを食べ、寄生虫が生き残っていたケースだそうなので、触っただけならよく手を洗えば問題ないようです。
ちなみに、触る、這った跡に触れる等してもこの寄生虫に寄生される危険はあるようなので、万が一触れてしまった場合はしっかり手を洗うようにしましょう。
日本には寄生されたカタツムリ(広東住血線虫)は絶滅したといわれていますが、世界にはまだまだ生息しているので、海外でキャンプをしたり川辺で遊んだりする場合は十分に気を付けるほうがいいですね。
他のカタツムリとの見分け方は
成貝の殻径が7 – 8cm、殻高が20cm近くに達する世界最大級のカタツムリで、通常よりもはるかに大きいのが特徴です。
人間を死に至らせた生き物ランキング
以前テレビで発表された人間を死に至らせた生き物ランキングです。はっきりした死亡率などはわかりませんが、アフリカマイマイが上位にランクインしていることがわかります。
13位:サメ(10)
13位オオカミ(10)
12位:ライオン(100)
12位:象(100)
11位:かば(500)
10位:ワニ(1000)
9位:サナダムシ(2000)
8位:回虫(2500)
5位:カタツムリ(10000)
5位:サシガメ(10000)
5位:はえ(10000)
4位:犬(25000)
3位:へび(50000)
2位:人間(47万5000)
1位:蚊(72万5000)
エスカルゴは大丈夫?
エスカルゴは、食用に養殖されたものを使っているため、寄生している心配はないと言われています。
フランスでは絶滅寸前のエスカルゴ・ド・ブルゴーニュの代用品として本種を用いていたり、安物のエスカルゴの缶詰の中身は、アフリカマイマイだそうです。
さいごに
5位のカタツムリの気になりますが、1位の蚊も気になりますね(;’∀’)
2位の人間も。。
手洗いうがいや消毒など、気を付けられることには十分に気を付けて過ごし、自分の力で大切な命を守りましょう。
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