こんにちは、マイヤーですw
今朝のニュースで、マダニに刺された70代の男性が、発熱や意識障害などを伴うダニ媒介脳炎を発症して入院。病院で処置されていたが、今月7日に死亡が確認されたと報じられました。
最近では、殺人アリとも呼ばれるヒアリが世間を賑わせ、全国で港を中心に警戒されていましたが、より身近な生き物によって死者がでることとなりました。
今回は、マダニについて調べてみましたw
この記事のもくじ
ダニ媒介脳炎とは
マダニによって媒介されるウイルス感染症で、主に血を吸われることで発症します。
ウイルスに感染すると、発熱、頭痛が現れ、けいれんやめまい、意識障害などが起き、最悪の場合、死に至ることもあります。
潜伏期間は
1~2週間。個人差はあるようですが、長めの潜伏期間のようです。
さらに一度吸いつかれると数日間はくっついたままで、だんだんと大きくなるマダニにようやく気付いた時には、かなり血を吸い取られているようです。
かまれても気づかないことの方が多く、処置が遅れてしまうので、発見や治療の遅れによって最悪の場合死に至ることもあるようです。
国内の発症件数は
マダニが媒介となる感染症はいくつかケースがあり、全体では50人を超える人数がマダニが原因の感染症によって命をなくしています。
今回のニュースと同じ「ダニ媒介脳炎」の感染確認は、今回で3例目。
死亡は2016年8月以来で、2例目です。
マダニは家の中や庭にもいるの?
マダニの生息地は。山や草むら、畑や畦道などに生息しています。
葉の先端でウロウロしながら寄生するため、哺乳動物が近づくのを待っているのだそうです(;’∀’)
基本的には家の中にいるイエダニとは違い、野外に生息するようですが、緑の多い庭に住み着き、繁殖するリスクはあるようです。
また、外から帰ってきた時に体や服に付着している場合は、家の中に持ち込むことになるので、そのマダニが他の家族に乗りうつることも考えられます。
「マダニ」はてんとう虫ほどの大きさですが、万が一刺さてしまうと皮膚から離すことが難しいそうです。
マダニは幼虫、若虫、成虫と成長していく過程で一回ずつ哺乳動物の血液を吸いますが、動物の血液のみで栄養を補うため、一回で多くの血を吸うようですね。怖い怖いw
感染経路は?
マダニ感染症の感染経路は、哺乳動物の血液を吸うマダニが原因となります。
マダニの中でウイルスを保有しているマダニは全体の5~15%程度とのことなので、マダニにかまれたからといって必ずしも感染するわけではありません。
人から人へ移る?
血液や体液を介すとうつるリスクがあるため、人から人への感染もないとは言えないようです。
ただ、風邪やインフルエンザのような飛沫感染や接触感染ではうつることはないようですね。
ダニによる感染症は他にも
もっとも致死率が高いのが「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」です。
中国で発見されたウイルスで、日本では2013年の初報告以来、57人が死亡、2017年だけで4人が死亡しています。
感染すると、発熱やおう吐といった症状が現れ、重症化すると意識障害などが起こり、最悪の場合死に至る。
死亡率は6%~30%。
極めて高い致死率のため、マダニ感染症の中でも特に恐れられています。
マダニに刺されないために
ワクチンなどはないので、刺されないように予防するしかありません。
野山に入るときは、長袖長ズボンではいり、夏でもなるべく肌を露出しないようにしましょう。
また、マダニはくっついてすぐに血液を吸い始めるのではなく、柔らかくて体温の高い、好みの場所を求めて数時間探し回るそうです。
そのため、山や畑などで遊んだ際は、帰ったらすぐにシャワーを浴びたり、着替えたりすることも効果的だそうです。しかも、一度血を吸い始めると23日はくっついているようです。気持ち悪いですね!
自分で取ろうとして、口が皮膚に刺さったまま残ってしまうこともあるので、必ず医療機関に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。
さいごに
日本でも繁殖していて、命を落とす危険がある身近な生き物であるマダニ。
この時期は特に活発に活動しだすので、キャンプなどで山や草むらに行く場合は、肌の露出を控え、危険から身を守るようにしましょう!
それでは、ありがとうございました~♪
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