今回は第2話で麻子とコウの関係をあらわす手紙の内容や、親子関係を7年間も続けていたのに、施設に預けることになった理由について考察しました。
麻子がコウへ送った手紙全文
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コウへ
ママがこれから行く場所は、すごく遠いところです。
手紙を書くのもやっとです。
だから今こうして急いで書いてます。どうしても伝えたいことがあるの。
コウに手紙なんて、こんな日が来るなんて。
こんな急に来るなんて。
ちょっと焦ってます。
うまく伝わるかな。よく読んで。
繰り返しよく読んでください。
そんな難しいことじゃないけど、簡単なことでもないの。一つ
ママは、ママじゃなくなるときがきます。
あなたの前に、いつか新しいお母さんと名乗る人が現れます。
きっとそんな日が来ると思うの。一つ
そのときはちゃんとご挨拶するのよ。
「お母さん、会いたかった」って。
できたら涙ぐんだりするのもいいかもしれない。一つ
相手はいきなり抱きしめてくるかもしれない。
嫌がらにずじっとしていること。一つ
「一緒に暮らそう」と言ってくるかもしれない。
コウ、そのときは逆らったりすると困ったことになると思うの。
だから、黙ってうなずいておけばいいと思います。あなたの前に現れた新しいお母さんは、あなたをどうあつかっていいか、わからないはずです。
トトザカのことも、ママとコウと二人で暮らした、西日の当たる傾いたアパートのことも。
鉛筆おくとコロコロ転がったね。ケラケラ笑ったね。
そんなことも何も知らない人です。コウが何が好きで、どんなことに興味があって、どんな風に大きくなったか。
どんなものを食べると嬉しくて、どんなものを出されると困った顔になるか。
目の前に現れたその人は何も知らない。何も知らないおばさんが、いきなりあらわれてお母さんだと言うの。
こわいね。とても怖いことだと思うの。でも笑ってあげなさい。
優しくしてあげなさい。「会いたかった。お母さん、お母さん。」て、甘えた感じで何度も言ってあげるといいと思います。
何度も何度も。お母さん、お母さん、て。
ニコニコ笑いながら言ってあげるといいと思います。そして最後に一つ。
何を出されても、「おいしい」と言って食べなさい。
「こんなおいしいもの、初めて食べた」と言って喜びなさい。
ママの作ったカレーやコロッケや魚の煮つけが大好きだったことは、ママとコウのだけの秘密です。コウ、
ママとコウだけの秘密、いっぱいあるよね。
忘れないでね。
いい子にして待っていてください。コウ、
コウが会いたいと願えば、ママは会いに行きます。
コウが望めば、ママが迎えに行きます。だからどうか、どうか忘れないで。
ママはいつだってコウのそばにいます。
コウの心の中にいます。コウ、大好き。
コウ、大切な愛しいわが子。
あなたのママ、麻子より
手紙への非難が殺到!
「怖い!!」
「こんな内容をかくなんてひどすぎ!!」
「結衣が可哀相」
と、どちらかというと非難の声の方が多いようです。
個人的な感想
主人公が結衣なので、結衣側からストーリーを見れば、命がけで産み、3年間大切に育てた我が子を誘拐事件で失い、その後生きる気力を失いながらも、生きていることだけを願い続け、9年後に見つかったと思ったら育ての母がいて自分は知らないおばさん呼ばわり。
息子からは嘘で「お母さん」と呼ばれ、息子が母だと慕うのは別の女性。
息子を誘拐されてから時が止まったままだった結衣には辛すぎる現実だと思います。
せめて「今から現れる女性は、あなたの本当のお母さん。お腹を痛めてあなたをこの世に産んでくれた本当のお母さんです。」とでも書いていてくれたら、また印象は違ったと思いますが、「新しいお母さんだと名乗る人。知らないおばさん。」などと書かれているのは麻子への非難が殺到しても仕方がないかなと思います。
ただ、麻子側で見た時、通報せずに自分で育ててしまっているところはどうかと思いますが、7年もの間、血がつながっているわけではない子どもを、母としていろいろと悩み、愛し、育ててきたわけですね。
その子どもの産みの親が未だに探しているとわかったとき、相手のことを悪くいってでも自分の元に置いておきたくなる気もわからんでもないかなと。
ただ、やはり麻子は母にはなりきれていないと感じました。
結衣はコウがいなくなった時、「ちゃんと眠れているかな。ちゃんとご飯食べてるかな。」とコウの健康のことばかりを気にしていました。
でも、今回の麻子の手紙は、今後現れるお母さんだと名乗る女性はただの知らないおばさんだということ。コウのことが大好きで、いつもそばにいるから忘れないで欲しいということです。
大切な我が子と一緒に暮らせなくなる時、親なら一番心配するのは、「しっかりご飯を食べて、よく寝てよく遊んで、元気でね」ということだと私は思います。
コウの健康のことを気遣った文章がひとつもないところから、麻子と結衣の差を感じました。
なんとなく、母親ってそうゆうことなのかな。と。
コウが施設に預けられることになった理由は?
原作がないドラマなので、考察になりますが、現実社会でも子どもを児童養護施設に預けられる理由は限られています。
一番多い理由は虐待による保護のために入所するケース。その他、保護者の元での健全な養育が難しいと判断された場合に入所が決まります。例えば、重度のうつ病などの病気、逮捕、経済的に養育が難しいなどですね。
私は、麻子がなんらかの罪で捕まってしまうことがわかったため、児童養護施設に預けざるを得なくなった。
普通は、児童養護施設に預けている場合は、母は施設の許可を得れば面会の権利があり、外泊も可能です。なのに、預けてからの2年間もの間、面会も電話のやりとりもないのは不自然です。
さらに、こんな大切な手紙が2年間もの間、誰にも明かされることなくコウが隠し持っていた理由も気になります。
もしかすると、服役期間が2年間で、「2年たてば電話のやりとりができる」「そして2年後にこの手紙の内容を誰かに言えば、お母さんだと名乗る人が現れ、施設を出られるのでママは迎えにいくことができます」とでも伝えていたのでしょうか。
とにかく、今のところ全ては麻子の筋書き通りに進んでいるのかも知れません。
さいごに
麻子がここまでして母になりたいと願う理由や、施設に預けられた真相、コウの決断など、これからたくさんの謎が解き明かされていくのが楽しみです^^
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