いよいよドラマ「母になる」も終盤を迎え、産みの親vs育ての親の本音のぶつかり合いが観られた回でした。
第7話も、新たな人物が登場したり、意味深なシーンで終わりました。まずは、第7話の名言をふりかえってみたいと思います^^
今までの記事はこちらです。
ドラマ母になる名言と考察まとめ集
CONTENTS
母になる第7話名言と感想まとめ
子どもを想う母の器
私はこの母親としてあなたともめたり、争ったりしたくありません。
あなたのことをいつまでも許せなくって憎んだりもしたくないんです。
コウのために
結衣
第7話はこんなセリフから始まりましたね。
どれだけ憎んでも取り返しのつかないようなことなのに、コウが大切に思っている人だから憎みたくないという母の大きな器を感じました。
麻子にとっては辛いセリフ
うまくいってるんですよ。
コウくんと結衣ちゃんは。
あなたが思うより、ずっとうまくいってるんです。
莉沙子
一見「心配しないでね。大丈夫ですよ」という気持ちにも見える言葉ですが、「だからあなたはもう近寄らないで」という気持ちの方がプンプン漂ってくるセリフでした。
麻子にとっては、結衣とコウが上手くいっていると聞くと複雑な気持ちになるでしょう。
地雷を踏んだ結衣
子どもが欲しいのにできなくてかわいそう
結衣
今回ネットでも取り上げられ、波紋を呼んだセリフです。
子どもが欲しいのにできないことは可哀相なのか?
結局、世間が可哀相だという目で見ることが、麻子のような人を辛い気持ちにさせているように思います。
本人は「辛い」気持ちを感じることは生きているといろいろとありますが、それは本人の感じる大切なひとつの「気持ち」であって、周りがそれに対してプラスやマイナスの感情をくっつけるのはおかしいと思いました。
育ての親の本音
甘やかしたり媚びたり、そういうのどうなんだろうと思います。母親として。
私はあの子を厳しく育ててきたのに。
麻子
子育て観の違いは多くの方が抱える悩みではないでしょうか。
麻子は、コウのためを思って、自分が一番良いと思う方法で子育てをしてきた。ただ、コウが周りから見て「しっかりしている」と思われることで、「しっかり子育てしている」と判断してしまっているように思いました。
もちろんいけないことはいけないと叱ったり伝えたりするのは大切だと思いますが、その子がもし自分の思い描く姿と違っても、自分を責めたりせず、子どもの姿をしっかりと受け止めながら、一緒に成長していける関係でありたいと思います。
育ての麻子の本音2
自分のしたことがどういうことかわかったから、木野さんに言われるままあの子を託したんです。私が、私さえ我慢すればあの子のためになると思って。ホントのお母さんと暮らすことがあの子の為だと思って。
でもそうだろうか?あの子のためってどういうこと?本当のお母さんって何?ずっと考えてました。
よかったんだろうか。手放してこれでよかったんだろうか。あの子はどう思ってるだろう。急に現れた母親とうまくいってるだろうか。どういう思いで暮らしているんだろう。私がそばにいてあげなくて本当に大丈夫なんだろうか。
あなたは父親との関係が最初からスムーズだったけど言ったけど、それは男親がいないことで卑屈になったりしないように同性の先輩や目上の人に対してきちんときちんと敬意を払うように、私が言い聞かせてきたからです。
あの子が父親とうまくいっているのは私のおかげです。
私がそういうふうに育てたからです。
私があの子と暮らした日々が今のあの子の笑顔を作ったんです。
麻子
自分が育ててきたんだという想いが溢れ出したシーンでした。いくらコウの存在が支えになっていたとは言え、一人で働いて子育てをするのって本当に大変だったんだろうなと。
コウがいることで嬉しかったこと
子育てをしていて何が一番嬉しかったか。
あの子が鉄棒で逆上がりができたとき?初めて自転車に乗れたとき?九九が上手に入れたとき?背が伸びて、サッカーが上手くなって、できることがどんどん増えたこと?
そうじゃない。喜んだことはいっぱいあるけど、そうじゃない。
私が一番うれしかったことは、あの子がいることで、もう誰からも子ども産まないんですか?子ども産むつもりないんですか?産まなきゃ女性なら産まなきゃ。いつになったら子ども産むの?
言われなくなったこと。誰からもそんなこと言われずに済んだこと。それが一番嬉しかったこと。
あの子を手に入れたことで私は初めて自由になれたんです。
麻子
つまり、コウでなくても、子どもが側にいればよかったということ。
ここで、麻子と結衣のコウに対する気持ちの大きな違いが表れました。
かけがけのない息子・コウ
コウが生きていますように。どこかで元気で生きていますように。
世間やマスコミがなんと言おうと、私が思っていたのは、生きてますように。それだけよ!!
あなたが誰からも何も言われなくて嬉しがってた頃、私は誰に何を言われようとどうでもよかった。へっちゃらだった。どんなひどいことを言われてもどんな好き勝手なことを言われてもそんなことどうでもよかった。
生きてますように。生きてますように。母親だから。
あの子が生きてることだけを願ってた。母親だから!あの子を産んだ、母親だからよ!
結衣
結衣にとって、コウの命はかけがえのない存在。安室さんの歌詞にもあるように「心が焼けるような空白を 君の他には埋められない」まさにこの歌詞そのものです。
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周りからなんと言われようと、子どもが元気で生きてさえいてくれたらそれでいい。子どもを想う母親の無償の愛を感じて感動しました。
愛情って・・・無償なんですよね。
さいごに
主に結衣と麻子のぶつかりあいからのセリフについての感想になりました(;’∀’)
名言では取り上げませんでしたが、木野の大事にもっている110円の謎もようやく解き明かされましたね。
しかし、この110円を渡したかんちゃんは亡くなっていることがわかり、さらにその母親がまた意味深な役どころです。さらにドラマの最後には、麻子の過去をしつこく追いまわずジャーナリストの沢登が再び登場。第8話でどのような展開を見せてくれるのか楽しみです。
