こんにちは、マイヤーですw
絵本は子どもの心を豊かにし、想像力を育てます。小さいうちから絵本を読んで育った子は、語彙力が多く、集中力も育つと言われていますね。
さらに、現実とは離れたお話の世界を味わえたり、絵本を通して季節や行事、物事を知ったりします。
今回は、実際に幼稚園や保育園で読んでいる絵本の中から、夏休みに子どもに読み聞かせたいおすすめの夏の絵本を5冊紹介します。
この記事のもくじ
夏に読みたい絵本
すいか!のあらすじと魅力
【石津ちひろ:文 村上康成:絵】
夏を代表する食べ物のひとつスイカ!
緑のバックに真っ赤なスイカ。表紙からスイカ色が満載なこの絵本。
おじいちゃんのスイカ畑へ、うららちゃんとだいちくんが遊びに来ました。
おじいちゃん、と一緒にスイカほりです!
スイカをポンっ!と割ったら、絵本一面まっかっか!!
緑のスイカを割ったときに中から見える赤さへの衝撃が描かれています。
ガブッ、シャリシャリとスイカを頬張るおしいちゃんを見ていると、スイカのみずみずしさや美味しさなどが伝わります。
スイカを、食べ過ぎてスイカになっちゃったみんなは、せーので種飛ばし!
ユーモアにあふれていて、ほっこり笑顔になれる夏を存分に感じられる一冊です。
30000このすいかのあらすじと魅力
【あきびんご 作:絵】
ある夜、「さあいくぞ!みんな、続け!」
30000個のスイカが畑から脱走しました。
それは、畑の上のカラスが、「うまそうなのに明日市場に連れていかれるよ。食べられてしまうなんてかわいそう」と言っているのを聞いたからです。
食べられるのは嫌だと思ったスイカは、脱走することを決めました。
山を登るスイカ。峠を転がり落ち、真っ赤なスイカの花火が打ちあがります。
そこへ、動物たちがよってきて美味しそうにたべるのかと思ったそのとき、「びろびろびろーん。」と、池がまっぷたつにわかれて中から出てきたのは・・・
”なんでやねん!”と言いたくなる展開に子どもたちは大ウケ!
最後の最後までどんな結末になるかわからない、大人が読んでも楽しい一冊です。
畑一面に広がるスイカやつるが毛糸や紙を張り付けて描かれているのも魅力のひとつです。
なつやさいのなつやすみのあらすじと魅力
【林木林:作 柿田ゆかり:絵】
畑が夏休みになりました。
かぼちゃ
なす
とまと
コーン
ピーマン
きゅうり
ゴーヤ
夏野菜たちは、みんなでプールにおでかけ!気持ち良さそうに水浴びします。
お日様のスポットライトを浴びながら、なすとセミが歌う!おくらやきゅうりか踊る
最後にはみんなで夏野菜カレーに変身です。
全国学校図書館協議会選定図書にも指定されているこの絵本。
「あつくておいらクラクラ~」
「みんなでプールにいゴーヤ!」
「コーンな暇な日は泳ぐに限る」
自分の食べ物をつかってだじゃれをいうのが面白いようで、子どもたちは大喜びです。
モリくんのスイカかーのあらすじと魅力
かんべあやこ 作・絵
こうもりのもりくんときつねさん、ネズミさんかえるさんたちは海水浴をしています。
きつねとねずみがすいか割をしよう!と大きなスイカを転がしてきました。
そして食べ終わったすいかでイスを作ることに。海に流れ着いたタイヤを使ってすいかの車の完成!
浜辺のドライブ、そして船にもなって海へおでかけ。
すると黒い影が。
それは巨大なタコでした。
急いで岩かげ逃げたみんなは、おいしいお水を発見します。
それを持って帰って、残りのスイカでフルーツポンチをつくって仲良く食べました。
みんなでスイカを食べたり、車をつくって出掛けたり、フルーツポンチを作ったり。
みんなで楽しく遊ぶ様子を見て、夏が待ち遠しくなる一冊です。
まけるのもだいじだよにじいろのさかなのあらすじと魅力
マーカス・フィスター:作 谷川俊太郎 :絵
キラキラ鱗の魚がとってもきれいなにじいろのさかなシリーズ。海のグラデーションや珊瑚も綺麗に描かれていて、絵を飾りたいくらい綺麗な絵本ですね。
そんなにじいろのさかなの今回のシリーズでは、にじうおはみんなとかくれんぼ。
おにになったにじうおはみんなを見つけようと一生懸命さがします。
でも、誰一人見つけられず、「こんなこと始めてだ!」と怒ります。
そして、小さな青いさかな”ちびあお”に、「今度は君がおにだ!」と言います。
その後、頑張って隠れたのにちびあおに見つかり、悔しくてたまらなかったにじうおは、「ちゃんと20数えなかったな!」と怒ります。
みんなから、「そんなに怒らないで。ただの、遊びじゃない。」と言われ、
「遊びならもうやめる!」とむきになるにじうお。
そして、あかひれに「いつも勝つわけにはいかないわ」と教えてもらい、負けず嫌いだった自分に気付きます。
幼稚園くらいになると友だちと一緒に遊ぶときに抱く感情。勝敗がわかり、勝ちたいという気持ちが芽生えているので素晴らしい感情なのですが、行き過ぎると人をイヤな気持ちにさせてしまいます。
絵本を通して「こんな気持ちあるよね」と共感し、「そんな気持ちの時はどうしたらいいか」と人間関係の基礎となる大切なことに気付かされる一冊です。
さいごに
夏の季節を感じられる絵本はたくさんありますが、今回はここ数年で出版された新しい絵本の中から、幼稚園や保育園でよんで子どもたちのに人気の絵本を紹介しましたw
機会があれば読んでみてください^^
それでは、ありがとうございました♪
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