千と千尋の神隠しの名言!宮崎駿監督が伝えたかったこと

ジブリの世界には何回見ても感動させられる魅力や、隠された真実、謎、登場人物が発する名言などがたくさん詰め込まれています。見るたびに違った感想を抱ける。大人になってから見ると一段と深みを感じて感動する。そんなジブリの世界から、今回は千と千尋の神隠しの名言とそれに対しての考察をまとめました。

 

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名言・名シーンと考察

カッコいいセリフが満載!ハク

怖がるな。私はそなたの味方だ

千尋が小さいころに知り合っていた二人の魂。父親と母親と離れて不安でいっぱいの千尋の心を「あなたの味方」という温かい言葉で柔らかく包み込みます。人は独りでは寂しい生き物。「信じて。何があっても自分はあなたの味方」ありふれた言葉ですが、不安な人の心には強く残る言葉だと思います。お子さんに、大切な人に、是非伝えてあげたいですね。

千尋の元気が出るようにまじないをかけてつくったんだ。辛かったろ、さぁお食べ。

10歳の女の子が父親と母親と離れ、おまけに変わり果てた姿になってしまったことを自分の目で見てしまった。食べる気力もないほど胸がつまりそうな思いの千尋。「辛かったろう」と共感してくれるハクの優しい気持ちに千尋は涙がとまらなくなります。辛い気持ちでいる人にそっと寄り添い、優しい言葉をかけてあげることの大切さや、かけてもらった人がどんな気持ちになるのかがわかるシーンです。

いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。

親がつけてくれた「名前」ニックネームや会社での役職名などで呼ばれるようになるかも知れませんが、大切な大切な本当の「名前」。名付けてくれた意味や由来をしっかり覚えておきたいですよね。そして、その名前に負けないような人生を自分で拓いて行きたいです。娘にも「名前」を大切に生きていって欲しいと願っています。

私は(自分の本当の名前を)どうしても思い出せないんだ。でも不思議だね。千尋のことは覚えていた。

千尋との深い繋がりを感じることができるセリフです。大切な人に、自分の本当の名前を呼んでもらうのって嬉しいですよね。

嫌だとか帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても耐えて、機会を待つんだよ。

湯屋という世界の厳しさ。それでも生き抜くために必要なことを優しく励ましながら教えてくれます。「辛くても耐える」というセリフ。生きていると、それが必要な時と、必要でないときがあると思います。

今回の千尋には必要だった。このセリフが言えるのはハク自身も辛いことがたくさんあったから。辛い経験をした人は、同じように辛い思いしている人の気持ちがわかるということですね。

さあ、いきな。振り向かないで。

ハクの最後の愛情に感動する人も多いのではないでしょうか。大切な千尋。でも、その手を離すともう二度と顔は見られない。でも千尋を人間界に、両親の元に帰すためには、振り向いてはいけない。千尋の方から手を離し、ハクの手がいつまでも画面に残っているたった一瞬のシーンにハクの愛情がこもっていて、感動します。

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とっても良い人?名言が多い銭婆

一度あったことは忘れないものさ…想いだせないだけで

「もう忘れた!」あなたも何度か言ったことありますよね?でも、「忘れた」のではなくて、想い出せないだけ。思い出は決して消えることなく、その人の心の中にある。たとえ忘れてしまうくらいに会えなくても、遠く離れていても、決して忘れない。

千尋とハクが出会っていた事実。二人がお互いに信頼し、深い愛情で繋がっていること。それが銭婆にも伝わるほどだったこと。

忘れてほしいこと。忘れたいこと。忘れてしまったこと。生きているといろいろありますが、それらは全て消えないということ。だからこそ、相手に伝える言葉や、自分の日々の言動には気を付けていきたいですね。

また、銭婆は千尋に髪ゴムをプレゼントします。このセリフを伏線と考えると、「その髪ゴムが想い出すきっかけになれば」と考えたのかも知れません。

ちひろ。良い名前だね。自分の名前を大事にね。

自分の名前を大切にするということは、自分自身を大切にするということ。本来の自分を忘れずに、自分という人間に誇りをもって生きていくということ

この映画では本当の名前を湯婆婆に取られてしまうところから湯屋での生活が始まりますが、改めて「名前」って奥が深いなと感じました。

お前を助けてあげたいけど、あたしにはどうすることも出来ないよ。この世界の決まりだからね。

現実の社会でも同じことが言えます。その人を助けたい。でもその人自身が頑張らないと、本質的には何も変わらない。必要以上に「手助けする」ということで、その人の成長を妨げてしまうことはたくさんあります

子育てにおいても、助けてあげたい場面はたくさんありますよね。でも、明らかに出来ないことは別として、少し頑張ったらできそうなことは、じっとこらえて見守る。少し高い壁を頑張って越えさせ、それを一緒に喜び、誉めることで自信がつきます。この繰り返しが自立へと繋がります。

 

心優しい千尋

ハクは私を助けてくれたの。わたし、ハクを助けたい。

純粋な千尋の気持ちが健気で心をうたれます。助けてくれたから助けたい。大切な人を助けたい。帰りの電車がないと知っても、「線路を歩いて帰る」といっさい躊躇わず銭婆のところへ向かった10歳の少女の覚悟が伝わります。

映画を通して感じたこと

監督が伝えたかったことは何だったのでしょう。ハクと千尋の愛情?千尋と両親の家族愛?千尋という人間の成長?これについてはそれぞれの解釈になるので、それについて話し合うと面白いですね。

私自身は、「自分という人間を大切に、周りの人への愛情や感謝を忘れずに生きる」ということを一番伝えたかったのではないかと感じました。

両親を助けたいという一心で辛くても耐えながら働いた千尋。働くことの大変さ、身近すぎて忘れがちな家族への感謝などを改めて感じるきっかけになるシーンもありました。

この話に隠されたストーリーで有名なのが、湯屋は売春宿で、ここで働く女性たちは湯女(売春婦)だという話。

現代でも風俗嬢として働いている女性の中には、両親の借金を返すために働いていたり、兄弟を自分が養わないといけなかったり、複雑な家族の悩みを抱えている方が多いようです。

「あとでお金を払えばいい」と断りも入れず勝手に食べ物を食べ、働きもせずに豚にされてしまった両親。これを助けるために名前を変えて働く千尋。決して「自分の本当の名前」を忘れてはいけないというルール。本当の自分を隠し、家族を思って働く彼女たちの心の闇にふれるような内容だと思います。

そして出会ったハクを真っすぐに愛する。時を越え、姿が変わっても魂で繋がり、愛し合える。愛していると伝える。抱きしめる。など愛情の表現方法はたくさんありますが、ハクと千尋のやりとりを通して、本当の意味での「愛」を教えられるような内容でした。

さいごに

子どもの頃に見た時、大人になってから見た時、結婚し、愛する子どもを産んでから見た時では同じ映画を見ても捉え方がどんどん変化していることに気づきました。私は、今は一児の母としてこの映画を見て、いろいろなことを感じました。それぞれの環境で、それぞれに感じたことを伝え合える。是非、いろいろな方の価値観に触れたいですね。

 

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