こんにちは!
2017年7月1日㈯からアンパンマンの映画が公開されます。前回は、映画が楽しめる年齢についての考えをまとめました。
今回は、映画の主人公「ブルブル」が登場する、やなせたかしさんの絵本「やさしいライオン」のあらすじや内容についてまとめています。
アンパンマン映画2017の原作は?
「それいけ!あんぱんまん ブルブルの宝探し大冒険」の内容はこちらにまとめています。
アンパンマン映画2017は2歳児でも楽しめる内容?何歳から料金は必要?
ストーリー自体は映画オリジナルなので原作はありませんが、映画に登場する主人公の「ブルブル」は、やなせたかしさん作の「やさしいライオン」の絵本に出てくるライオンです。
愛・悲しみ・絆・温かさなど、さまざまな感情を感じることが出来る絵本で、口コミでママたちや保育士さんからの評価も高い、子どもには是非読み聞かせてあげたい絵本です。
やさしいライオン
あらすじ
ある国の動物園に、みなしごのライオンがいました。
いつもブルブルと震えていたので、「ブルブル」という名前でした。
むくむくと太った一匹の雌犬、名前はムクムク。ムクムクが、ブルブルのお母さん代わりになることになり、ムクムクはブルブルに子守歌を歌ったり、しつけをしたりしました。
ムクムクのしつけのおかげでブルブルは、優しくて立派なライオンへと成長しました。
ある日、ブルブルは、都会の動物園へうつされることになり、ムクムクとブルブルは離れ離れになりました。
離れて暮らすこと数年間、ブルブルはサーカスの人気者になっていました。
でも、夜になるといつもムクムクの優しい子守歌を思い出していました。
ある時、ブルブルはムクムクの歌声が聞こえました。
「おかあさんだ!」
ブルブルは檻やぶり、外へ飛び出しました。
町の人たちはライオンが脱走したと思って大騒ぎ。ライフルを持った警官がブルブルを追いかけます。
ブルブルは走って探し回り、ムクムクを見つけました。
ムクムクはすっかり年老いていて、今にも死にそうになっています。
「おかあさん、今度こそ離れないで一緒に暮らそうね」
その時、警官の隊長が命令しました。
「打て!!!」
ブルブルはムクムクをしっかりと抱いて倒れていました。
その夜、ライオンが年寄りの犬を背中に乗せて飛んでいくのを見たという人が何人もいました。
DVDはこちらです。
感想
辛くて悲しい気持ち、心が温まるような優しい気持ち、いろいろな感情を抱く絵本だと思いました。離れ離れになっても決して消えることのなかった強い絆。その絆を繋いでいたのは深い愛情だと感じました。
親子は一生一緒に暮らしていくことはできません。でも、離れていても側にいても、変わらない深い愛情を注ぎ、強い絆でそっと繋がっていられたらなと感じました。
また、単純にライオンの親子のお話じゃないところに、絆の深さが強調されているように感じました。血のつながった親子でなくても、親子になり得ること。そのために必要なことなどを考えさせられました。
さいごに
アンパンマンとは全く関係がありませんが、やなせさんがアンパンマンという物語を通して伝えたいことが詰まった内容の絵本だと感じました。小さなお子さんにはまだ理解が難しいかも知れませんが、是非くりかえし読み聞かせをしてほしい1冊です。
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