10月13日からスタートした金曜ドラマ「コウノドリ」
2年前とほとんど同じキャストで、再び“命”と向き合い、命が生まれることは育むことをテーマに毎回さまざまな角度から妊娠・出産・育児について取り上げています。
それぞれのキャストが2年間という歳月を経て、再び命と向き合う姿が描かれているのですが、この2年間に何があったのかは詳しく説明されません。
コウノドリ2では、主人公である綾野剛さん演じるサクラがペルソナから離れ、恩師である佐々木蔵之介さん演じる荻島勝秀(おぎしま かつひで)のいる離島にいるシーンから始まります。
何故サクラがここにいるのか?2年間の間に何があったのか?について考察してみました。
第1話のあらすじ
【サクラと荻島】
鴻鳥サクラは、かつての恩師である荻島勝秀がいる離島の病院へ行く。
そこで未受診の妊婦の緊急受診の対応や妊娠高血圧症の妊婦など、離島での出産が難しい状況の中、その中でできる最大限の方法を探りながら、命と向き合っていた。
そこで、荻島に「なんでここへきた?」と言われ、
「久し振りに先生の顔が見たくなっただけですよ」とはぐらかし、島に来た理由については言及しなかった。
その後、机の引き出しから「三浦芽美」という女性からの手紙を出して意味深な表情で見つめるサクラ。
【妊娠・出産】
耳が聞こえない妊婦早見マナ。夫の健治も付き添いで来ていたが、健治も耳が聞こえない。医療用語は手話や口唇術では伝えるのか難しいため、ホワイトボートを使い筆談で伝えることに。
出産シーンでも「いきんで!」「力を抜いて!」とかかれたボードでタイミングをはかったり、アイコンタクトで息を合わせながら無事に赤ちゃんを出産する。
また早く仕事に復帰したいキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加。
診断の結果、彩加の赤ちゃんは“心室中隔欠損”と呼ばれる心臓に小さな穴が開く疾患にかかっている事が分かり童謡する。
彩加は早く仕事に復帰したい気持ちと病気の赤ちゃん。2つの不安に挟まれる。なかなか泣き止まない赤ちゃんを抱えて不安そうな表情を見せ、次回の予告シーンでは泣いている赤ちゃんの横で無表情でたたずむ彩加の姿がうつっていた。
サクラが荻島に会いに行った理由
第1話では詳しく語られませんでしたが、ここに繋がりそうな重要なヒントはいくつかありました。
それは、サクラが何度も読み返していた手紙の差出人「三浦芽美」。
関連記事
コウノドリ2でサクラに手紙を送った三浦芽美は何者?前回の作品も出演してた?
喘息という病気を乗り越えて無事に出産し、幸せな日々を送っているということを手紙に綴っていましたが、それを読むサクラの表情はどこか悲し気でした。
彼女が笑顔で退院していくシーンも流れましたが、どこか意味深。
そして、四宮からも「産科医ひとりでできることには限界がある。一人で背負いすぎるなよ」と方をたたかれるシーンもありました。
彼女の出産の担当をして何か考えさせられることがあり、島で一人“いのち”と向き合い頑張る荻島に会うことで何かを得ようとしていったのかも知れません。
育児ノイローゼだった?
今回のコウノドリのテーマが「命が生まれること」だけでなく、その命が「育まれること」にもスポットを当てていると紹介されていました。
産科医は妊娠・出産のサポートはできるけど、その後の育児のサポートをするには限界がある。
出産をして、愛しい命を抱きしめ、幸せな気持ちでいっぱいになっても、次の瞬間から終わりが見えない育児が始まる。
いつ泣き止むのかも、いつ休めるかもわからない育児の始まり。
彼女がどのような役回りなのかは今の所まだ発表されていませんが、“命を育むこと”の難しさを描く上でとても重要な人物なのかも知れません。
さいごに
“命が生まれる”ということは奇跡。でも、その命を育んでいくことは、決して綺麗ごとでは語れない現実の世界ですよね。
子どもを育てる親は、「楽しい」「幸せ」以外のたくさんの感情を抱えながら子どもを育てます。
どうやって産まれてきた命と向き合うのか。
産科医として何ができるのか。
そんなことをサクラは考えながらseason2を過ごすのかも知れません。
子どもを育てる親としては、コウノドリに出てくるたくさんの名言に感動し、励まされることだと思います。
今後どのような展開になるのか。2年間の間にあったことが語られるのか。
次回の放送も楽しみですね。
それではありがとうございました~♪
コメントを残す