妊娠中はお母さんの身体にさまざまな変化が起こりますが、その中でもっとも辛いのが「つわり」だと思います。
今回は、つわりが重い人と軽い人の体質の違いや、つわりによって性別がわかるという都市伝説は本当なのか調べてみました。
つわりについて
胃のむかつきや吐き気、嘔吐や食欲不振などの症状が続くことをいい、一般的には安定期にはいる前の妊娠初期に起こりやすいと言われてます。
妊婦さんの5~8割くらいには見られるようで、症状の重さや長さはそれぞれです。つわりが重症化して入院治療が必要になった場合は『妊娠悪阻(おそ)』と言われます。
この記事のもくじ
妊娠悪阻のチェックポイント
・起きているとフラフラし、めまいや頭痛が起こる
・数日の間に5%以上の体重が減少した
・吐いたものに胆汁や血液が混じることがある
・トイレにいっても尿が少ない、または出ない
・日常生活がまともに送れない
1つでも当てはまったら病院へ連絡し、診察を受けることをおすすめします。
自分で大丈夫と決めつけずに、食事の量、水分の摂取量を正確に伝えましょう。 赤ちゃんを守ることができるのはお母さんだけです。
つわりが起きる原因は
妊娠するとホルモンバランスが急激に変わって乱れるため、体が対応できずにつわり症状があらわれると言われています。その他にも、赤ちゃんを育てるために栄養バランスがくずれることも関係しているようです。
また、ホルモンバランスの乱れから腸の働きが悪くなり、胃液の分泌が増えることで、気持ち悪くなり吐き気を感じます。
食べ物の好みが変わる理由は?
体内に足りない成分を体が欲しがるためだと言われています。妊娠すると、不足している栄養素を補おうと、体がその食べ物を欲しがるようになっていて、普段食べないようなものを欲するようになるようです。
つわりが重くなる人の特徴
塩分(ナトリウム・塩素)が不足している
妊娠初期には、体内のナトリウムと塩素が不足しがちになることでつわり症状があらわれると言われています。もともとのナトリウムと塩素の量には個人差があるため、その不足の度合いによってつわりの度合いが違うようです。
血糖値・インスリン値が低い
つわりの時期は空腹時に血糖値が下がり、インスリンの分泌の低下するのでそれに伴って吐き気を感じる人がいます。気分が不快になると、自律神経の副交感神経が強く働き始め、つわり症状がさらに悪化します。
女性ホルモンのエストロゲンの量が多い
妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されるようになります。この二つのホルモンのうち、エストロゲンの比率が高い人はつわりが長引く傾向にあるようです。
つわりの重さによって性別がわかる?
つわりが軽いと男の子・重いと女の子という話を聞いたことはありませんか?周りの意見を聞いてみても、当たっているような当たっていないような、微妙な統計が取れます(笑)
しかし、当時医師に聞いたところ、科学的な根拠はなく、重いから必ずしも女の子ということは言えないようですね。
さいごに
つわりが重い人と軽い人の体質の違いのご紹介でした。一人目は軽かったのに二人目は重い!って人は、体内の血糖値や塩分の値が低くなっているのかも知れません。
ホルモンのバランスで仕方がないところもあると思うので、自分にあったリラックス法を見つけて、つわりの時期を乗り切ってくださいね。
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