妊娠だと気づくのは4週目あたりなので、気付いた時にはすでに妊娠2か月に突入しています。早い方だとつわりが始まり、体の変化も徐々に感じるこの時期。お腹はまだまだ膨らんできませんが、赤ちゃんは少しずつ成長しています。今回は赤ちゃんの成長と、そのころのエコー写真の紹介です。
この記事のもくじ
妊娠1,2か月(~7週目)の赤ちゃんの様子
卵子と精子が卵管で合体すると、受精卵は細胞分裂を繰り返して発育し、無事に子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。妊娠4週ころになると子宮内には胎嚢(たいのう)とよばれる袋に包まれた、胚(赤ちゃんの原形)が見えます。
9週までの赤ちゃんは胎芽と呼ばれる、えらやしっぽのある魚みたいな形をしています。その後、手や足が生えて、頭と胴体が分かれて二頭身になっていきます。
4~7週目では、中枢神経や心臓や肝臓、胃腸管、腎臓などのさまざまな臓器と、目や耳、口など身体の各器官が猛スピードで形作られる器官形成期にあたります。
この時期に気を付けること
この時期は薬の影響を一番受けやすいと言われています。中には妊娠中でも飲める薬もあるので、薬を服用しなければならないときは、産院の先生に必ず確認しましょう。
また、流産しやすい時期なので、激しい運動はさけ、無理な動作や姿勢は避けるようにしましょう。
ただ、どれだけ気を使っても、流産するときはしてしまいます。お母さんのストレスが一番よくないので、リラックスして、神経質になりすぎないように過ごす方がいいですね。
体験談
1,2か月の間は乳房のチクチクという痛みや、子宮のチクチクと引っ張られるような痛みを感じただけで、それ以外はなんの実感もなく妊娠生活が始まりました。7週目のときに、1センチほどの小さな丸い赤ちゃんを確認して、主人と一緒に、ドックンドックンと元気な心臓の音を聞いたときは感動しました。
赤ちゃんの大きさ
身長:約1センチ
体重:約4グラム
妊娠3ヶ月(8~11週目)の赤ちゃんの様子
胎芽から胎児と呼ばれる段階に入り、しっぽが消えて二頭身の人らしい格好になります。
まぶたや唇、はなやあご、頬骨なども形成されて、顔立ちが整ってきます。つめもこの時期から作られます。
性別は受精の段階で決まりますが、この時期に生殖器が発達し、超音波ではまだ確認できませんが、性別の区別がつくようになります。
四肢の指がはっきりわかれて、握ったり開いたりして遊ぶようになります。羊水をかきわけて泳いだり、足をばたつかせて歩くような動きをとったりもできるようになります。
内臓機能が動き始めて、おしっこができるようになり、血液も循環しだします。
この時期に気を付けること
多くの人はこの時期につわりのピークをむかえます。つわりの種類にもよりますが、食欲がなく吐く回数が多くなると赤ちゃんがちゃんと育つのか心配になりますが、赤ちゃんはお母さんが蓄えている栄養素でぐんぐん大きくなっているので、お母さんは「食べられる時に食べられるものを食べられるだけ食べる」を心がけて、リラックスして過ごすようにしましょう。
体験談
9週目あたりからつわりがひどくなりました。初めは吐きづわり、途中からにおいづわりで安定期に入るまではきつかったです。私の場合は特に朝おきがけと、夕方以降がしんどかったので、気晴らしに出かけるのも早めの時間のランチにして、午後からは家でゆっくり休むようにしていました。
赤ちゃんの大きさ
身長:約5センチ
体重:約20グラム
妊娠4ヶ月(12~15週目)の赤ちゃんの様子
内臓器官はほぼ完成し、心臓や肝臓も活動し始めます。骨や筋肉の成長もすすみ、お母さんのお腹をけったり、お腹の中でグルグル回って遊んだりします。
この時期に気を付けること
つわりがおさまったタイミングが一番体重増加に気を付けなければいけません。今まで食べられなかった衝動で、食欲が増していきなり体重が増える可能性があります。妊娠中に一気に体重が増えると、妊娠中毒症のリスクも高まるので、体重管理には気を付けましょう。
体験談
私はまだつわりがおさまらなかったので、相変わらずの日々を過ごしていました。4ヶ月のころはにおいづわりがひどかったので、マスクを3重にして、ティッシュやガーゼを中に詰め込んで、それでもにおうときは鼻をつまんで過ごしていました。
柑橘系のアロマやみかんの皮など、自分が心地よいと感じる香りのものを持ち歩くようにしていました。
赤ちゃんの大きさ
身長:約10センチ
体重:約50グラム
さいごに
今回は妊娠初期の赤ちゃんの様子や気を付けることについてまとめました。お腹のふくらみが目立たない間は、ちゃんと成長しているか不安になると思いますが、この時期はめまぐるしく成長しているので、赤ちゃんとゆったりと心を通わせて、リラックスして過ごしたいですね。
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