妊娠すると、赤ちゃんを育てるために体つきやホルモンバランスなどが変化し、さまざまトラブルも出てきますよね。妊娠初期とは妊娠15週(妊娠4ヶ月ごろ)までのこと。今回は妊娠初期の体の変化についてまとめました。
この記事のもくじ
妊娠超初期症状
最終の生理初日を0週0日と数え、排卵日のあとの妊娠が発覚するまでの0~3週までの期間のことを妊娠超初期と言います。この時期の症状についてはこちらでまとめているので、参考にしてください。
妊娠超初期症状はいつからどんな兆候がある?生理前との違いや体験まとめ
妊娠初期について
0~15週目(4か月)までの期間を妊娠初期と呼びます。
母親の体の変化
この時期はあまりお腹は目立ちませんが、お腹の中の赤ちゃんの器官はほとんどこの時期に作られています。それにともなって、母親の体にも見た目にはわからない変化がたくさん起こります。
見た目の面では、食べづわりタイプの方は、体重の増加に伴ってふくよかな体つきになります。母乳を出すために乳房も張って大きくなっていきます。
体重増加はいつから?
胎児の成長・子宮の発達により、少しずつ体重は増え始めます。ただ、吐きづわりの場合は、食べ物を摂取できない期間が続くので、逆に体重が減ってげっそりする場合もあります。
内臓の変化
肝臓や腎臓が活発化し、全身の新陳代謝が高まります。全身の血液量が増えますが、赤ちゃんを育てるために血を送り込み、血液濃度が薄まっているために貧血を起こしやすくなります。
皮膚の変化
色素沈着、妊娠線、むくみなどが見られます。ホルモンバランスの乱れにより、肌荒れをする人もいます。
好みの変化
嗅覚や味覚が変化することにより、食べ物の好みが変化します。柑橘系が食べたくなったり、お肉が食べたくなったり人によってさまざまですが、妊娠前にはあまり食べなったものを欲しくなります。
精神状態の変化
ちょっとしたことでもイライラしたり、不安になったりします。本当に母親になれるのだろうかと、気持ちがブルーになる人もいます。パートナーや両親の支えが有難い時期ですね。
便秘や下痢になりやすい
人によりますが、胃腸の調子が悪くなり、お腹を下したと思ったら便秘になったりというのを繰り返す人もいます。(ずっとどちらかの症状が続く人もいます)
ホルモンの変化
卵巣から卵胞ホルモンと黄体ホルモンが分泌されます。また、副腎や甲状腺などから出るホルモンも多くなり、胎児を育てて産み、母乳を出すためにホルモンバランスは大きく変化します。
つわりの始まりはいつから?
早い人だと妊娠が気付く4~5週目あたりからつわりが始まる人もいますが、一般的に8~10週くらいから始まって16週ごろの安定期に入るころにかけておさまっていくことが多いと言われています。
つわりの重い人と軽い人の体質の違いは?性別がわかるって本当?
お母さんの子宮の変化
妊娠4~7週目(2か月ごろ)になると、子宮の大きさはガチョウの卵程度になります。その後3ヶ月に入ると、握りこぶしほどの大きさへと成長していきます。
わたしの体験談【妊娠初期】
つわりが始まったのが9週目ごろでした。はじめは吐きづわりで、一日中船酔いをしているようなしんどさで、頭痛やめまい、吐き気がとまりませんでした。その期間は、食事をする気にもならず、ずっと寝ていたい。という感情でした。
妊娠12週(妊娠4ヶ月ごろ)になると、いきなりある柔軟剤のにおいで吐きそうになりました。本当にある日突然です。そこからみるみる、食事をつくるにおい(出汁のにおいや煮詰めるにおいなど)で吐きそうになり、普段は無臭だと感じているような場所のにおいも気になって、マスクを3重くらいにして過ごしました。この時はいわりゆるにおいづわりと呼ばれる症状でした。
食べ物の好みは、この時期はやたらグレープフルーツなどの柑橘系を食べていました。
普段は、むくのがめんどくさくて、手が汚れるのもイヤだしあまり食べないのですが、毎日1つは必ず食べていました。あとからどんどん好みは変わっていきますが、この時期はつわりだったのであまり食には関心がなかったですね。
体重も1キロ増えたか増えなかったくらいでした。私は精神状態は特に変化がなく、割と安定して妊娠生活をスタートすることができました。
さいごに
妊娠初期のお母さんの体の変化を実体験をふまえてお話しました。安定期までがとても長く感じるこの時期。とくにつわりのある人は、胎教を楽しむどころか、毎日を乗り切ることで精いっぱいですよね。
つわりは本当にそれぞれです。ひどくて入院せざるを得ない人もいれば、全くない人もいます。どちらにしても、赤ちゃんが育つためにお母さんの体は目に見えないところでも確実に変わっています。なるべくストレスをためないように、自分に合ったリラックス法を見つけて、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんと心を通わせてくださいね^^
でも大切な赤ちゃんを守れるのは世界でお母さんただ一人。なるべくリラックスして、元気な赤ちゃんに会える日を楽しみに過ごしましょう。
コメントを残す