無題

子どもに友達ができるか不安で心配な場合は?1歳から友だちは必要なの?

4月になって環境が変わると、新しい友だちにもたくさん出会えます。嬉しくてワクワクする子ども。緊張して、不安な子ども。この気持ちは大人も一緒ですよね。一人でポツンといるのが心配。我が子が友だちをちゃんとつくれるか不安。と感じる親御さんはとても多いです。もちろん、親としては、ちゃんと楽しめているかが心配になりますよね。でも、先のことを考え過ぎて、0、1,2歳の段階で、友だちとかかわらせようと頑張ってしまうママもいます。そんなに小さいうちから友だち関係を築く必要はあるのでしょうか?

1歳児に友だちって必要なの?

0~3歳までは親との信頼関係を築くことの方が大切だと思う

特に0,1歳児の間は、とにかく大人との信頼関係をつくることが大切。失敗してもうけとめてくれる。お母さんと、楽しい気持ちを共有したり、言葉で伝えあったりすることで、3歳以降に友達をつくっていく、人間関係の基盤になっていきます。

どうしても気になってしまう方はいますが、ぐっとこらえて、先のことを心配せずにその子のペースで、じっくりと2人だけの時間を楽しむことが大切ですね。

また、親との信頼関係を作っていく段階の時期に、自分の親が味方になってくれなかったり、「お母さんよりもお友だちと遊んだら?」と外へ外へ気持ちを向かわそうとすることで、子どもは満たされない気持ちでいっぱいになり、問題行動(親を困らせるほど極度のわがまま・気持ちを引こうとしてあえて危ないことや意地悪な事をするなど)を起こしかねません。

問題行動とは

問題行動は、お母さん、お父さんが大好きで、気持ちを精一杯引こうとしていることの現れです。表現が不器用なために、そのような行動として表れてしまうんですね。

「本当はこんなことしたくなかったけど、上手く言葉でいえなかっね。〇〇ちゃんの気持ちよくわかるよ。」と一言いうだけで、子どもとの信頼関係が築かれていきます。

それぞれの個性がある

一人でいることの方が好きな人もいます。これは大人でも同じです。一人でいると心配なのは親だけで、子どもは一人の方が心地よかったリ、周りの事を観察することでたくさんのことを学んでいたりします。観察学習派

人と関わることが全てじゃないので、無理に変えようとせずに、その子の個性を認めてあげることも大切です。そのようなタイプの方は、小説家、大学の先生、研究者などに多いそうです。

乳児期の友だち関係まとめ

0~1歳

特定の大人と信頼関係を築いていく時期です。スキンシップをとったり、一緒に楽しい時間を共有することで、少しずつ信頼関係が築かれていきます。

友だちとのかかわりはほとんどなく、それぞれが自分の好きな遊びをする【並行遊び】の時期です。一緒のおもちゃ使ってるんだから、一緒に遊んだら?と思ってついつい促してしまう方もおられますが、今はそれぞれが良い時期なんですね。上手く出来た時には、お母さん、お父さんに「見てみて」といってくるでしょう。「すごいね!」と全力でほめてあげたいですね。

そして、そこから、少しずつ友だちの動きに関心が出てきて、友だちのつかっているおもちゃに興味がでてきて、トラブルへとつながっていきます。これは成長の過程であり、どうしても通る道です。

友達のまねをしたり、楽しみを共有しようとしたりするようになればなるほど、ものや場所をとりあうし、言葉でうまくいえないので、噛んだりひっかいたりして喧嘩にもなります。保育士さんや周りの大人は怪我をさせないか一番ひやひやする年齢ですよね。

喧嘩をしながら経験できる子ともあるので、その都度気持ちを受け止めて「叩くのはお友だちが痛いからいけない」ということを根気強く伝えていくしかありません。

ただ、どうしても順番を待ったり、友だちと協力しておもちゃをわけあったりするのが難しい時期なので、なるべく待たないでいいような環境にしたり、人数分おもちゃを用意したりする方がいいですね。あえて待つ時間を作ったり、少ないおもちゃを順番に使う経験をさせるのは3歳以降でいいとわたしは思います。

2~3歳

2~3歳といっても、2歳になりたての子どもから、もうすぐ4歳のお誕生日を迎える3歳の子どもだと、2歳ほど差があります。個人差もあるので、あまり、雑誌や育児本に書いている年齢と我が子の姿が違っても、当然だと思うほうがいいと思うんですね。

この時期は、友達と遊ぶことが好きな子どもと、先生と遊ぶ方が好きな子どもとがいます。少しずつイメージを共有して遊べるようになりますが、イメージの違いでトラブルになることもまだまだ多いのがこの時期です。「いつも自分が中心」「ここは自分の場所」「これは自分のおもちゃ」という意識が強いので、周りの大人のフォローが一番必要な時期ですね。

さいごに

歩けるようになって、児童館や公園で活発に遊ぶようになってきても、まだまだ求めているのはお母さんやお父さん。今は無理に友だちとの関係を促したりせずに、「ママパパ」と言ってくれる可愛い時期を存分に楽しんでください。

どうしても、かかわって一緒にやらないとと思ってしまいますが、子どもにとったら、見ているだけでもたくさんのことを、学んでいて、心はたくさん動いているので、安心して見守ってあげるといいかなと思います。

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RISA
RISA
いつか歌のお姉さんになりたい、こそだてセラピスト。サイグラム×選択理論心理学×内観コーチングを活かした、「ママとこどもの才能が開花する!親子で幸せになるこそだての見つけ方」や「自分も周りも大切にする生き方」の発信をしています。